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動画の撮り方が上手くなる簡単なコツとテクニック

ビデオカメラやデジタルカメラだけでなく、スマートフォンの普及で誰でも手軽に撮影できるようになりました。でもせっかく撮るなら「撮影が上手ですね」と言われたいものです。 

もちろん編集である程度キレイに見せることはできますが、撮影が上手ければより完成度の高い映像がしあがります。このページではほんのちょっとの工夫で、仕上がりがぐっと変わってくる撮影テクニックをご紹介。

カメラを安定させるのが、上手な撮影の第1歩

アマチュアカメラマンとプロの一番の違いは、画面が安定しているかどうか。画面がぶれてしまうとどうしても見づらい動画となってしまいます。
三脚や一脚を使用するのが上手に見える一番の近道ですが、なかなか持ち運ぶのも取り回しも大変。というわけで、三脚や一脚を使わない撮影の時は脇をしっかり締めて、両手を使ってカメラを安定させて撮影することをおすすめします。
木や壁がある場合は寄りかかって撮影したり、固定されたものはとことんもたれて利用するという作戦も大変有効です。

ビデオカメラではなくスマホで撮影する場合でも、両手でしっかりとスマホを持って脇を締めて撮影するだけで動画の印象はだいぶ変わります。

動画撮影のテクニック

「カメラを一切動かさない」で撮ってみよう

始めてビデオカメラを手にしたら、ついついカメラをぐるぐる振り回して撮影してしまうもの。私も動画撮影を趣味で初めた当初これをやってしまっておりました。小さなお子さんを撮影される時はなおさらかと思います。

これはふだん目で物を見る時と同じようにカメラを動かしてしまうのが原因ですが、後で撮影されたこの映像を見せられたら間違いなく目が回ってしまいます。

そこで初心者の方におすすめしたいのが「カメラを一切動かさずに撮影する」というテクニック。もちろん撮影中のズームも厳禁。被写体が画面から出ていってしまったら一旦撮影を止めましょう。

これだけの事でぐっと見やすい映像となる上に、あらかじめ被写体の動きを読んでカメラの構図を決める癖もつきます。慣れてきたら、カメラの動かし方を徐々に勉強しましょう。まずは「カメラを動かさない撮影法」を試してみて下さい。

動画撮影のテクニック2

ワンシーンは最低4~5秒は撮影する

ワンシーンが1~2秒と短い動画ばかりを繋げて編集していくと、何が映っているかわからないうちにどんどんシーンが切り替わっていってしまい、見ている方はストレスがたまってしまいます。
ビデオカメラのファインダー内にはもちろんスマホでもデジタル時計が内蔵されているので、撮影ボタンを押したらカウンターを数える習慣をつけておきましょう。
ワンシーンの目安は動かない被写体でだいたい5秒。もし編集を前提に撮影するのであれば、7~8秒くらい撮っておけば後で加工しやすくなります。 

太陽を背中にして撮影する

屋外で撮影する時は、太陽の位置にご注意を。

日差しが強いなかで太陽がある方向にむかってカメラを向けてしまうと(逆光といいます)、表情とかが真っ黒になってまったく見えなくなってしまう事があります。

これを防ぐために、常に太陽の位置を気にする習慣をつけましょう。基本は太陽を背中にして撮影すること。お子様が走り回るような場合でも、できるだけ太陽を背にするようにこまめに撮影位置を変えて撮影する。これを守れば初心者の方でもまず失敗のない撮影ができます。

建物を撮りたい時など、どうしても逆光になってしまう場合はビデオカメラについている逆光補正ボタンをポチッと。ただしこれは無理矢理明るさを修正する機能ですので、陰になっている部分は明るくなりますが、明るい部分は露光オーバー(ギラつき気味)になることも覚えておきましょう。

動画撮影のテクニック3

ズームは可能な限り、広角側にして撮影する

8倍や12倍など、強力なズーム機能を持っているのがデジタルビデオカメラ。スマホでもある程度のズーム機能を持った機種がほとんどかと思います。

特に遠くの物が大きく見える望遠側はついつい使ってみたくなるものなんですが、その前にちょっと一呼吸。実は望遠での撮影はブレやすく、カメラをちょっと動かしただけでも画面は大揺れを起こしてしまいます。望遠での撮影は三脚と組み合わせて使うのを前提にして、なるべく必要最小限におさえるように心がけましょう。

ズームは可能な限り広角側にして、近づいて撮れるものはできるだけ近づいて撮影するのがブレのない美しい画面を撮影するコツです。

カメラを被写体の目線に合わせてみよう

ビデオカメラは本当に正直なもので、大人の目線で撮影すると大人が見ているような画面に、子供の目線で撮影すると子供の見ている画面になります。お子さまを撮る場合は、お子さまに話しかけるように、お子さまの目の高さで撮影するようにしてみて下さい。

同様にペットを撮影する場合はペットの目線で、犬や猫を撮影する場合は地面すれすれにカメラを持って液晶モニターで見ながら撮影するようにすれば、臨場感のある撮影をすることができるのです。

動画撮影のテクニック4

看板や建物など、場面の移り変わりがわかるカットを撮っておく

こちらでも書きましたが、撮影した動画を再生してみたら、【だらだらと同じようなシーンが続くばかりでどこへ行ったのか全然わからないビデオになっていた。】そんな経験はございませんか?

屋外での撮影以上に注意したいのが屋内での撮影が続く時。最初にご自宅でお子さまを撮影映像を、その後にご実家でおじいちゃん達と一緒に撮影した映像を使いたい。建物や部屋が変わっても見ている人は気づかない場合が多いものです。移動したり場所を変わったりしたら、建物の全景や入り口・あるいは移動中の乗り物の中でもビデオを回すような習慣をつけましょう。

そうすればメリハリのきいた、流れのわかるビデオ作品ができあがります。お子さまの成長記録でも、日がかわるたびにお家の外観や外の景色などをワンカットずつ挿入するようにすれば、時間の経過が表現できます。

動画撮影のテクニック5

とにかくたくさんカットを撮る!

最後にお伝えしたいのは「とにかく何でもかんでも撮影してみましょう!」ということ。下手でも、失敗しても、必要あるかどうか分からなくてもかまいません。とにかく、色々なカットを撮影してみてください。沢山撮影するうちに上記のテクニックも身につき、また後で編集するときに必ず役に立ちます。編集の際、沢山の素材の中から厳選し数を減らすことはできますが、少ない素材を増やすのは難しいです。

動画撮影のテクニック6

いかがでしたでしょうか。なお、上記の内容はあくまでも体験に基づく個人的な考えの記述ですので、必ずしも正確ではない、またはこの内容が当てはまらない事象もありますので、参考程度としてお読み頂ければ幸いです。

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